登山を始めたいけど、どんな装備を揃えたらいいの?
登山の装備って、結構お高いよね・・・。
なんてことを考えて、登山を始めることに躊躇していませんか?
少しでも登山に興味があるなら、その悩んでいる時間がもったいない!
思い切って山へ行ってみましょう♪
でも、山に登るためには、最低限の装備があった方がいいのも事実です。
ということで今回の記事では、登山を始めるための三種の神器(装備)と、軽登山の必要な持ち物リストをまとめました!

また、この記事の最後には、登山デビューにおすすめの関西の低山を3つご紹介します。
ぜひぜひ一緒に登山を楽しみましょう^^
登山を始めるなら、まずは三種の神器(装備)を購入
まず、優先的に準備すべき三種の神器とは、以下の3つの装備です。
- 登山靴
- ザック(リュック)
- レインウエア(雨具)
この3つの装備は、普段使っている靴(スニーカー)やリュック、雨具では代用できません。
逆にいうと、それ以外の装備は、普段使っているものを代用しても、とりあえずは大丈夫です。
なぜ、靴やリュック、雨具は普段使いのもので代用ができないのか、それぞれの機能についてもう少し詳しくお話します。
足を保護するために必須な「登山靴」
登山をするときは、当たり前のことですが登山道を歩きます。
登山道は、普段歩くようなアスファルトの平坦な道だけでなく、整備されていない凸凹した山道が多いです。
土や枯葉、石、岩などで滑りやすかったり、足を挫きやすかったりします。
そんな登山道から足を守ってくれるのが「登山靴」なのです!
登山靴は、靴底が厚めなので、ゴツゴツした登山道でも足が疲れにくくなっています。
また、普段使いのスニーカーなどに比べると防水性能にも優れているため、登山道がぬかるんでいたり、突然雨が降ってきても安心です。
登山靴には、ローカット、ミドルカット、ハイカットの3つのタイプがあります。
どのタイプの靴にするかは好みがありますが、購入する際に試着したり店員さんに相談したりして、自分の足に合った靴を選ぶようにしてくださいね!

初めて登山靴を購入&使用するときのポイント
登山靴を初めて購入するときは、絶対に試着してから購入してください。
そのため、アウトドアショップで試着することをオススメします。
アウトドアショップには、山道を想定したちょっとした坂が用意されているお店もあります。
試着しながら坂を登ってみると、登山靴がいかに足を守ってくれるかを実感できます。
どんな靴を選ぶべきかは、先ほどもお伝えしたように、登山用品に詳しい店員さんに相談するといいですよ。
もうひとつ大事なポイントは、登山靴でいきなり登山デビューをしないことです。
登山靴は普段使いの靴に比べると硬くて重いです。
履きなれておかないと、登山の途中で足が痛くなってしまうことも・・・。
なので、登山靴を履いて少し街歩きをしておき、多少履きなれた状態で登山デビューすることをオススメします!
重たい荷物から体への負担を軽減してくれる「ザック(リュック)」
ザックは、ちょっとした1時間程度の山歩きやハイキングであれば、登山用のザックでなくてもいいかもしれません。
でも、長時間の山歩きをするのであれば、やはり登山用のザックを用意した方が、体への負担がかなり軽減されるのです。
登山用のザックには、色々な機能が付いています。
たとえば、体の大きさに合わせて調整ができるようになっていて、ウエストベルトもついているので、それらを駆使して体にミラクルフィットさせることで、肩への負担が軽減されます。
また、機能的なポケットが付いているので、すぐに取り出したいものは外側のポケットに入れたり、貴重品は中のポケットに入れたり、あまり出し入れしないものは奥のほうに詰めたりと、うまく荷物が入るようになっているんです。

初めてザックを購入&使用するときのポイント
ザックも登山靴同様に、アウトドアショップの店員さんに相談しながら、試着をしてから購入することをオススメします。
なぜなら、体に合わないザックを購入してしまうと、せっかくの登山用ザックにもかかわらず、体の負担を軽減させにくくなってしまうからです。
また、ザックの容量は「リットル」で表現します。
日帰り登山やハイキングであれば、20~25リットルぐらい、山小屋で1泊登山であれば、25~30リットルぐらいがオススメです。
そのあたりも店員さんに相談すれば、アドバイスしてくれますよ!
ザックを使用するときのポイントは、荷物を極力軽くすることです。
たとえば普段長財布を使っているのであれば、チャック付きの小さいポーチなどに必要なもの(現金・保険証・交通ICなど)だけに減らすなどの工夫をするといいですよ。
とはいえ、登山に必須の「水」などは、軽くするために持っていかない、なんてことがないように気をつけてくださいね!
のちほど、登山の持ち物リストも紹介するので、参考にしてみてください♪
突然の雨や寒さ対策にも役立つ「レインウエア(雨具)」
三種の神器の3つ目は「レインウエア(雨具)」。
レインウエアが必要な理由は、登山をしない人でも想像がつくと思います。
そう、山の天気は変わりやすいので、突然の悪天候に対応するためです。
雨に濡れて体が冷えると本当に危険で、最悪の場合、低体温症になってしまうこともあるのです・・・。
でも、レインウエアは、ただ雨をしのぐためだけのものではありません。
登り始めたときや登っている最中は体が温まっていても、山頂に近づくにつれて気温が下がってきたり、途中で風が強くなって寒くなったりします。
そんなときに、レインウエアが防寒具としても活躍してくれるのです!

初めてレインウエアを購入&登山に持っていくときのポイント
レインウエアを購入するときは、上下セパレート式のものにしてください。
(上下別々のメーカーでもいいですが、とにかく上下購入してください)
セパレート式の場合、ちょっと上だけ羽織りたいときに便利ですし、動きやすさにも適しているからです。
登山に持っていくときは、雨の心配がない日であれば、ザックの一番底に入れちゃってOKです。
正直、雨具は使わないことの方が多いため、取り出しにくいところで大丈夫ですよ。
(でも、使わないからといって持っていかないのはNGです!)
忘れ物がないように!軽登山の持ち物リスト
ここからは、わたしの備忘録も兼ねて、日帰りの軽登山や低山登山に行くときの持ち物リストを紹介します!
必須なもの | |
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少なくとも1リットル、本当は2リットルあると安心。 | |
何かを拭くだけでなく、トイレなどでも使います。 | |
お弁当を食べる前とかに手を拭きます。 | |
雨や寒さ対策に。 | |
鼻の頭は特に注意。UVカットのリップクリームもオススメ。 | |
日射病対策だけでなく、頭皮の日焼けも防ぎます。 | |
飴・ドライフルーツ・カロリーメイトなどがオススメ。 | |
山頂で食べるご飯は最高! | |
手ぬぐいだと軽いし乾くのも早いのでオススメ。 | |
スマホでもいいのですが、電池切れを考慮して腕時計もあった方がいいです。日の入り時間を調べておいて、山頂からの出発時間を調整してください。日の入りしてしまうと山の中は真っ暗です。 | |
万が一日の入りの時間を過ぎてしまったときや、トンネルを通るときなどに。 | |
スマホのマップだと電波が入らないことも多いので、できれば印刷しておくと安心。 | |
ちょっとした擦り傷に。 | |
秋冬なら必須。とくに山頂は寒いことが多い! | |
最低限の内容にして、軽くするのがオススメ。現金・健康保険証・交通ICなど。ちなみにバスで交通ICが使えないこともあるので、現金は数千円あると安心です。 | |
山で出たゴミは必ず持ち帰りましょう。 | |
コロナ禍において必須アイテムですね! |
あると便利なもの | |
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下山後の電車の中などで汗が冷えるので、肌着を変えるといいですよ。 | |
汗が気になる人は、電車などに乗る前に拭くとスッキリ。 | |
お腹が弱い人は持っていると安心です。 | |
登山中の強い味方。思いのほかラクチンになります。 | |
岩場を登るときは手をついたりするので、保護できます。 | |
地面に座るとお尻が痛いし、ちょっと寒いので、あると便利です。 | |
写真を撮りまくって電池切れになることがあるので、持っていると安心です。 | |
冬登山以外では、使うことをオススメします。 | |
万が一、蚊に刺されたときは、早めに薬を塗ったほうが痒みを抑えやすいですよ。 |

いよいよ登山デビュー!関西でおすすめの低山3選
それでは最後に、関西でおすすめの低山を3つご紹介します!
登山デビューの際の候補として、参考にしてみてくださいね。
【おすすめ1】関西登山の定番といえばココ!大阪と奈良の間に位置する『金剛山』
まず紹介させていただきたい山は『金剛山』。
登山ルートがいくつかあるので、何度登っても飽きない山です!
初めて登るなら、手始めに「千早本堂」ルートか「ダイヤモンドトレール」ルートで登るのがおすすめ。
「千早本堂」ルートは少し階段が多めですが、道がしっかり舗装されているのでとっても分かりやすいルートです。
「ダイヤモンドトレール」ルートも、トレールルートとだけあって分かりやすい看板があるのでおすすめです。
登山に慣れてきたら、ほかのルートにも挑戦してみてくださいね!
ちなみに、金剛山で私がとくに気に入っている季節は冬です!
冬山の景色は本当に幻想的で、寒さなんてふっとんじゃいますよ!

【おすすめ2】馬の背の迫力がたまらない!六甲山地の西端に位置する『須磨アルプス縦走』
おすすめの低山の2つ目は『須磨アルプス』の縦走です。
標高200m~300mほどのいくつかの低山を縦走するコースで、山自体は低いのですが、アップダウンが結構あるので筋肉痛は必至(笑)
「明石海峡大橋」まで見えるこんな感じの景色を楽しめます。
そして、『須磨アルプス』で注目していただきたいのが、「馬の背」と呼ばれる両側が切り立った崖になっている狭い尾根道。
ちゃんと道幅はあるはずなのに、実際に歩いてみると結構怖いです。
高所恐怖症の人はちょっと苦手かもしれませんが、ささっと歩いてしまえば乗り切れます・・・!

【おすすめ3】ススキ畑に包まれて!温泉もあるよ『曽爾高原』
おすすめの3つ目はススキの名所『曽爾高原』。
見てください、この黄金畑を・・・!
人生でこんなにもススキに包まれることはあるでしょうか・・・!?
(いや、あるか・・・)
さて、『曽爾高原』は奈良県の曽爾村という村に位置しています。
ハイキングの名所で、とくにススキの季節には多くのハイカーが訪れます。
高原を登ることができるので、ちょっとした登山も味わえるのがいいですね♪

最後に
登山は登るだけで終わりではありません。
下山の体力も残しておく必要があるので、とにかく休憩はこまめに取ってくださいね。
ハイペースで登る必要はありません。
何回休憩を取ってもいいので、自分のペースで登ることが大切です。
ゆっくり登って自然の景色を楽しむのが、登山の醍醐味。
大自然の空気を目一杯感じて、パワーチャージしましょう!

近藤ゆきえ
アウトドアと旅行をこよなく愛するWebディレクター。
2014年に東京から京都に移住し、アクティブになる。
関西のアウトドアスポットや素敵な旅先を今日も行ったりきたり。